クレジットカード 比較
クレジットカードを比較!
クレジットカードの収入源
クレジットカードというのは従来、年会費や入会金の発生するものがほとんどだった。しかし、近年といっても20世紀末からではあるが、年会費も入会金も一切かからないクレジットカードが出回り、発行枚数の7割近くが費用の発生しないものが占めているのが現状だ。これらのカードは所持しているだけならば、殆どの場合で一円も費用が発生する事はないのだ。もちろん利用する際でも、決済日の翌月、または翌々月の引き落としとなる一般的な支払い方法である一回払いでの決済では手数料も発生しない。中には費用の一切かからないカードにも関わらず、対象の店舗で商品の購入代金を指定されたカードで決済をすれば、購入代金から5~10%を割り引くサービスも受けられるというものまである。
こんなに得なサービスがあるのならば、当然利用しない手は無いと誰もが思うであろう。だが、こんなに消費者にメリットがあってカード会社に何のメリットがあるのだろうか。
一般的に知られているカード会社の収益というのはカード決済金額の数%を加盟店から徴収する加盟店手数料というものだ。だが、その徴収分は何十%というものではなく、大半が1〜3%前後である。前述したカード決済での割引は店舗とカード会社との割引額の負担に関して細かい取り決めがあるが、割引分の半額、つまり前述の例でいえば2.5〜5%を負担するわけだ。これでは加盟店手数料があるにせよカード会社の収入は良くても0.5%の利益を上げる程度で、そのほとんどがカード会社の赤字なのである。
それにも関わらずカード会社はカードの発行枚数を積極的に促進するのには、加盟店手数料という収入源とは別に大きな収入源があるからに他ならない。
それは「利息」である。この利息というの加盟手数料のような、加盟店からの収入ではなく、カードを所有している「我々」消費者が収入源である。ここまで知っていただけたならば、カードを持った事がある方なら大半がお気づきだとは思うが、クレジットカードには買い物以外の利用方法がある。「キャッシング」である。お金が足りなくて困ったという時にATMに行きクレジットカードを入れ暗証番号を入力すれば、個人差はあるが最低10万円程度の貸し付けを受ける事が可能だ。この貸し付けを受ける事によって発生するのが利息である。年率はカード会社によって違うが、上限が年率18%で、単純計算で100万円の貸し付けを一年間受けた場合、利息は18万円という事になる。数年前に貸金業規制法ができるまでは上限が曖昧で24%前後の年率の時代もあった。
実はこの利息による収入は収益の7割をも占めている。キャッシングの利用者の半数近くはキャッシングするためにカードを作ったわけではなく、全く別の理由でカード作って利用している。実際は「最初はキャッシングするつもりなんて無かったけどお金に困った時にお財布にクレジットカードがあったから利用した。」というのがほとんどなのだ。
つまり、大きく分けて消費者とカード会社という利害関係だけで考えれば、カード会社が収益を上げている分だけ消費者は損をしている事になるのだ。どんなに年会費も入会金もかからないクレジットカードで割引を適用し買い物をしてもである。カード会社の真の目的は、多くの人間の財布の中に貸し付けを受けさせる手段をこっそりと忍ばせる事なのである。